果物を食べて糖尿病を予防しよう!

果物には抗酸化作用のある栄養素がたくさん含まれており、食べることで糖尿病の発症リスクが低下するという研究結果が多く存在しています。
また、血糖値を上げにくいので、糖尿病の食事療法でも推奨されています。
果物の中でもブルーベリー・ブドウ・リンゴが尿病の発症リスクを下げるのに有用との研究結果もあるので、おすすめです。

ただし、食べ過ぎると肥満などを招く可能性があるので、要注意です。
目安としては、1日100g以内とされており、果皮や芯まで食べることが推奨されています。
また、フルーツジュースはビタミンや食物繊維などの栄養素が低下しているので、おすすめしません。

さらに、果物に含まれるフラボノイドは抗酸化作用が強く、一定量摂る習慣があれば認知機能の低下リスクを20%も下げられるという報告もあります。

さまざまな健康効果が期待される果物を、食生活にうまく取り入れましょう。

メタボリックシンドロームの診断基準とは

メタボリックシンドロームは、健康的ではないため、できればその状態にならないほうが良い、ということを聞いたことがある方は、とても多いと思います。しかし、具体的に、メタボリックシンドロームがどのような状態なのか、知っている方は少ないです。では、どのような状態なのでしょうか。
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪症候群と訳されることが多いです。内臓脂肪型肥満を元に、高血圧や高血糖なども重なってしまう状態のことを指しています。なぜこのような状態が健康に悪いかというと、糖尿病になりやすく、つまりは重い病気になりやすい、ということからです。人によっては、命の危険さえあるため、できれば、メタボリックシンドロームにはならないようにしましょう。
具体的な基準値は、ウエストの値が、男性なら85cm以上、女性なら90cm以上、というような場合に、診断されます。
適度な運動、適度な食事を心がけ、健康的な身体を維持しましょう。

玄米置き換えとGI値とは

糖尿病にかかるリスクというのは、誰しも持っているものです。ですから、誰でも気をつけなければいけません。特に食事に気を遣うべきなのですが、その一つの指標として、GI値、と呼ばれるものがあります。では、これは、どのようなものなのでしょうか。

GI値は、グリセミック・インデックスのことで、簡単に言えば、食後の血糖値の上昇スピードを数値にして表したものです。GI値が高いと、血糖値がすぐに上昇する、という意味を持っています。血糖値がすぐに上昇すると、インスリンが大量に分泌されてしまい、脂肪として蓄えられる量が多くなる上に、糖尿病になるリスクも高まるのです。では、どのようなもののGI値は高いのでしょうか。

スイーツだけでなく、実は白米も、高いGI値で知られています。ですから、それを玄米に置き換えることで、GI値を下げる上に、健康にもつなげることができるのです。ぜひ、GI値を下げましょう。

ギルトフリー・スイーツという間食とは

間食としてお菓子などを食べるのは好きだけれど、カロリーや糖質が気になって、食べるたびに罪悪感を感じてしまう、というような人は多いです。そのような人には、ギルトフリー・スイーツがおすすめです。では、それはどのようなものなのでしょうか。
ギルトフリー・スイーツは、罪悪感のないお菓子、という意味で、たとえば糖質が制限されたお菓子や、カロリーの低いお菓子などが挙げられます。材料から、まず、身体に良くないものをあまり含まないものを選び、それから、調味料等にも気を遣うことで、そのような、糖質やカロリーの低いお菓子を作っていくのです。自分で作るのが面倒、という方は、今はコンビニでたくさん売っているので、近くのコンビニで買い求めてみましょう。
間食をやめれば良い、と考える方もいますが、急にやめるとストレスがかかり、いつか爆発し、暴飲暴食に走る、ということもありえます。ですから、ギルトフリー・スイーツを食べ、健康的に過ごしましょう。

糖尿病と胃がんリスクの関係とは

糖尿病は様々な合併症を発症する病気として知られていますが、その合併症には胃がんも含まれています。糖尿病の方は胃がんのリスクが高く、対策が必要となります。
胃がんは早期発見すれば、治せる可能性の高い病気であるため、早期発見する方法が重要となります。胃カメラは、その効果的な方法の一つです。
たまに、胃カメラ検査は意味がない、という意見を見ることがありますが、実際のところ、胃カメラは十分に早期発見に役立ってくれます。何もしないよりかは、死亡リスクが60%ほども減少するため、定期的に胃カメラを行うことが重要です。
また、定期的に胃カメラを行うことで、自分の健康意識が高まる、という効果もあります。他人に見られていると、やはり良く見られたいと思う方が多く、そのために健康的な生活を送ろう、という方は少なくありません。ですから、胃カメラ検査は十分以上の効果があると分かります。
ぜひ、積極的に行いましょう。

アルバイトは健康診断の必要があるか

健康診断は正社員の方々であれば、定期的に受けることが義務付けられていますが、実は、アルバイトやパートの方々も、場合によっては健康診断を受ける義務があります。
健康診断を受けなければいけないアルバイトやパートの条件は、大雑把に言えば常時使用する労働者であることで、具体的には、無期契約労働者、もしくは1年以上の契約期間の有期契約労働者であること、それに加えて週の所定労働時間が正社員の3/4以上である労働者であることです。3/4未満であっても、健康診断を受けさせている企業は多くあります。
健康診断が義務付けられているからには、その費用は会社が負担するべき、という考え方が主流です。また、会社が負担することにより、アルバイトやパートのモチベーションが高まり、よりよい働きをしてくれる可能性があり、メリットがあると言えるため、常識的にだけではなく、経営的にも会社が負担するべきです。

バリウム検査で分かること

会社などで行う健康診断でしばしば行うバリウム検査ですが、バリウムを飲む必要があるため、人によって負担になります。このバリウム検査は、どのような意味があるのでしょうか。この文章ではそれを解説していきます。

バリウム検査とは、造影剤となるバリウムを飲んで 、X線を照射することで、食道や胃の異変を検知する検査です。バリウム検査でわかる病気は、食道にあるポリープや、胃や十二指腸にある悪性腫瘍、さらには急性胃炎慢性胃炎です。

バリウム検査を受ける際は注意するべきことがあります。まず、アルコール類は2日前から飲んではいけません。また、検査日前日の夕食は午後8時前に食べなければいけません。なぜなら、撮影時に胃の中に食べ物があると検査ができなくなるからです。検査する時間の3時間前からは、水分を摂取することも禁止され、ガムや喫煙も禁止になります。少々負担ですが、健康のためだと我慢すべきです。

また、バリウム検査だけでなく、内視鏡検査と組み合わせると、より精度の高い検査を行うことができます。健康かどうか精密にチェックしたいという方にはおすすめです。

「網膜症」

糖尿病の合併症とされている「網膜症」。その自覚症状としては、視界がかすんだり、ぼやける、黒いシミや筋がたくさん見えるようになる、急激に視力が低下するなどがあげられるようなのです。このような症状が現れはじめたときには、すでに網膜症の進行はかなり進んでいるなどとされ、治療よりも予防として定期的な眼科での検診が重要とされているようなのです。健康診断で血糖値の高さが指摘されたり、糖尿病であるとの診断が出された場合は、定期的な眼科での検査が必要とされてくるようです。場合によっては失明の危機になるとも言われる「網膜症」は、高血糖による目の血管のダメージが病気の発端となるようです。さらには糖尿病の三大合併症の1つとされ、その他の合併症とされる「神経障害」が起こったのちに「網膜症」があらわれるケースがほとんどであるとされているようです。

糖尿病と遺伝的要因

ご家族のなかに「糖尿病」の患者さんがいる場合、糖尿病を発症するリスクが高くなるということは、多くの方が知るところでもあるでしょう。また糖尿病は遺伝的な要因とともに、悪循環の生活習慣がともないますと病気を発症するリスクが、さらに高まるとも言われているようです。糖尿病を発症しやすくする要因としては、ストレス、運動不足、食事バランスの悪さ、肥満、睡眠不足などがあげられますが、遺伝的要素につきましては、ご家族のなかに糖尿病患者さんがいらっしゃいましたら、糖尿病の予備軍としてその早期発見を心掛けるとともに定期的な検査を受けることなどもその予防につながるようなのです。糖尿病患者さんがご家族にいらっしゃることで、100パーセント糖尿病の予備軍であるということは言い切れませんが、その可能性は十分にあるとお考えになられることが予防には大切であるようです。

糖尿病のサインと疲労感

最近仕事の忙しさから疲労感がマヒしはじめているといような方はいらっしゃいませんか。糖尿病の病気のサインの1つとして「疲労感」があることは多くの方の知るところでもあるでしょう。休むヒマもなく忙しい日々に放浪されるなかで、疲労感がピークに達し身体的にも精神的にも「疲れ」がマヒされてしまわれる方もどうやら少なくないようなのです。休養は十分に取っているはずなのに疲れがなかなか抜けきれないという方は、慢性化してしまった体調不良を加齢などのせいにせず、かかりつけ医などへの相談を心掛けてみることが、糖尿病の早期発見につながるようなのです。そういえば最近になって、風邪を一旦ひくと治りが遅かったりするような症状が糖尿病の進行を知らせるサインであったりもするようなのです。